JWNETと連携する廃棄物管理SaaSシステムの新規開発
廃棄物コンサルティング企業様向けに、公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センターのWebEDIシステム(JWNET)と連携する排出事業者、運搬事業者、管理会社で利用可能な SaaSシステムを新規開発しました。当システムを排出事業者が利用する事で、処理に関する見積から、廃棄物処理法に基づく電子マニフェストの作成・履歴管理まで一元管理が可能なシステムです。
▼要件定義
新規システムであった為、システム化前のお客様の現状業務フローを分析し、新システム稼働時にどう変化するのかフロー図を用いてお客様に詳細に説明させて頂きました。お客様が実現したい内容を極力取り込みつつ、予算内に収めるよう打ち合わせ・調整に時間を多めに費やしました。
▼基本設計
新システムでの画面構成等をモックアップ作成する事で、実際に画面を確認して頂き新システムのイメージを早期に掴んで頂く事で、要望等を吸い上げやすくする様に工夫しました。またご予算と利便性の兼ね合いで、簡略化できる部分は簡略化し、費用対効果の面で色々と工夫させて頂きました。
▼詳細設計・製造・単体テスト
開発されたプログラムが正しく動作するかテストを実施しテスト結果等を証跡として残す事と、JUnitによる自動テストによるデグレーション検出を行う事で品質に問題が無いよう、細心の注意を払って開発を進めました。一部機能はスマホからも利用されるため、各種スマホ端末を使った検証も行っています。
▼結合テスト
開発されたプログラム一式を、実際に稼働するサーバーにて連結テストを行いました。実際の業務で行うであろう、全てのシナリオを洗い出し問題なくご利用頂ける事を確認しました。
▼総合テスト
お客様が10年システムを利用された想定で、大量データを用意しシステムが要望通りの応答時間で動作するかどうかを検証しました。また、その他システムとの連携処理等、システムを跨いだ検証等も行いました。特にJWNETとの連携は、旧式のVPN機器との接続が必要で、AWSの通常設定ではVPN接続が行えないため色々と工夫が必要でしたが、EC2にOSSアプリケーションを上手く組み合わせ無事解決しております。
▼移行・本番化
本番化前の準備を行ったり、ユーザー様側で受入テストを行われる際の補助等を行いました。
▼保守
2021年10月より継続的にご利用いただいておりますが、大きな問題もなくご利用いただいていおります。
▼システム情報
サーバー種別 | クラウド(AWS) |
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サーバーOS | Amazon Linux2 |
APサーバー | Apache Tomcat |
DBサーバー | Amazon Aurora(PostgreSQL) |
開発言語 | Java |
サーバーサイド | Spring Boot / Thymeleaf / MyBatis |
フロントエンド | Bootstrap / Vue.js |
冗長性 | ELB / Autoscaling |
利用者数 | ピーク時 1000名/時 |
システム開発費(概算) | 6,000万円 |
AWSコスト(概算) | 20万円 |
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